注目度急上昇中! 大阪から東京にやってきた「まぜそば」にノックアウト
「男女問わず1人でも気軽に入れるように」と、店内は木目とコンクリートでまとめられた、スタイリッシュな雰囲気。
店名をあしらったイラストやグラフィックアートも飾られていて、空間デザインへのこだわりをそこかしこに発見できる。
和食料理人が作るラーメンが評判に
ここ渋谷店は大阪の人気ラーメン店「maren」の5店舗目となる新店で、初の東京進出店となる。大阪・都島駅にある本店は、元は創作和食屋だったが、コロナ禍でラーメン店に業態を変えて再出発。
これまでのラーメンの常識にとらわれない、和食の料理人が手がける和ベースのラーメンが評判になり、開業から約3年でラーメン、つけそばなど大阪市内に4店舗を展開するブランドに成長させた。
厨房を仕切るのは、大阪勤務から東京店の店長に抜擢された有田周平さん。生粋のラーメン好きで、時間を見つけてはラーメンを食べ歩いている自他共に認める「ラーヲタ」だ。将来は独立を目指し、目下修業中とのこと。食べログにも多数のラーメン店をレビューしているそうなので、彼のレビューを参考にしている人も多いかも。
大阪の“和食屋による極上まぜそば”の作り方をご覧あれ
では、和食屋が手がけるまぜそばのこだわりをご紹介。
まずは麺。大阪のツルミ製麺所で作られている特注の麺は、風味豊かな国産小麦「きたほなみ」に、食物繊維やビタミンB1、鉄分などを多く含む全粒粉をブレンド。温度・湿度を徹底管理しながら発酵を促すことで、うまみ・香り・コシを最大限に引き出している。
山本さん「歯ごたえもしっかりでおいしかったこちらの麺。調べたら国産小麦「きたほなみ」に全粒粉を加え、発酵させたものとのこと。」
タレに使用する出汁は、丸鶏、鶏ガラ、豚骨などに香味野菜を加えて丁寧に炊いた鶏白湯。そこに、小豆島の杉桶仕込みの天然醤油をメインに4種の醤油をブレンドし、隠し味に牡蠣のエキスを加えた醤油ダレを合わせているのもポイント。奥深いうまみがありながらもあっさりとした味わいに仕立てている。
タレと麺をしっかりと混ぜ合わせる。この段階から、醤油ダレのいい香りに食欲が刺激される。