マスターたちのスイング診断 VOL.1スコッティ・シェフラー【解説/目澤秀憲】
シェフラーは基本的にドライバーはフェードを打っていますが、スプーンでのドローも上手い。2年前にオーガスタで勝った時は、ドローが必要なホールでのスプーンでのティショットが光っていました。ことしもクラブを替えて、弾道の打ち分けを多用してくるんじゃないですかね。もちろんアイアンも上手く、そしてアプローチも振って飛ばさないカット系の打ち方が安定している。ショットからアプローチまで一貫している強さを感じます。 パターも3月にスパイダーツアーXにしたのは皆さんもご存じかと思います。スタッツも向上して、だいぶいい方向に進んでいますよね。特にオーガスタはパッティングの調子が成績を左右します。このタイミングでの道具の変更はとても大きく、まさに死角がなくなった感があります。シェフラーが優勝候補の筆頭であるのは間違いないでしょう。(取材・構成/服部謙二郎)