【写真：Getty Images】

　ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の元専属通訳である水原一平氏は、違法賭博へ関与した疑いで調査を受けている。開幕直後に発覚した事態はいまだに収拾を見せていない。米メディア『ボストンヘラルド』のマック・セルロ記者が言及した。 【写真】日本人メジャーリーガー、歴代最高年俸ランキング 　近年のMLBはプロモーションに苦戦していたが、ベーブ・ルース氏以来の二刀流のスーパースターである大谷がいることで、アメリカのスポーツ文化の主流に立ち返っている。しかし、水原氏の違法賭博疑惑で名声は諸刃の剣であることを、MLBはこの数週間で痛感した。 　大谷がドジャースでキャリアをスタートさせようとした矢先、スポーツ界を騒然とさせた賭博スキャンダルの渦中に身を置くことになったのだ。MLBは正式な調査を開始し、真相が明らかになるまで全米の野球ファンは何が起こっているのか不思議に思うだろう。 　この状況にセルロ氏は「良くも悪くも大谷は再び今季の注目になりそうだが、願わくばシーズン終了までに、彼の歴史に永遠に泥を塗るような形でこのスキャンダルが展開されないことを願っている」と言及した。