大河ドラマ「べらぼう」効果を福島・白河に 官民組織設立、敵役で松平定信が登場
「八重の桜」で若松にぎわい
大河ドラマをきっかけにした観光客誘致は、各地で行われている。 2013年に放送された大河ドラマ「八重の桜」の主人公新島(山本)八重ゆかりの地・会津若松市では、各種企画展やイベントを開催。〝八重効果〟で県内外から多くの観光客が訪れ、東日本大震災後に落ち込んだ観光業界の復活を裏付けた。八重役を演じた俳優綾瀬はるかさんは「会津まつり」の会津藩公行列に毎年参加するなど、大河ドラマの縁は現在でも続いている。 21年に放送された「青天を衝(つ)け」の主人公渋沢栄一の出身地・埼玉県深谷市は市と関係団体が協議会を設立。ドラマで使用された小道具などを展示する「大河ドラマ館」を期間限定で開館した。市の担当者は「車以外の観光客が市内で楽しんでもらうため、団体ツアーや周遊バス、タクシーなどあらゆる交通手段を用意した」と話す。
福島民友新聞社