日光浴びあめ色に輝く 枯露柿づくりが最盛期 山梨
山梨県甲州市で、晩秋の名物・枯露柿づくりが最盛期を迎えています。 農家の軒先に吊るされた橙色の柿が、「コロコロ」と向きを変えながら日の光を浴びてあめ色に輝いています。 【映像】「枯露柿のカーテン」を見ようと訪れた人々 甲州市にある岩波農園では、通常より大きめの渋柿「甲州百目」という品種の柿を、一つずつ丁寧にむいて干していく「枯露柿づくり」が行われています。 2024年は暑さの影響で気温が下がるのが遅く、例年より1週間遅れての作業になりました。11月上旬から始まった作業は今が最盛期です。 「夏のお天気に恵まれて柿は大変よくできています。秋に雨が多かったので大変大きな柿が収穫できました。干すのも良いお天気に恵まれて上々の出来になっています」(生産農家) 「枯露柿」は、軒先や専用の棚で1カ月から1カ月半かけて、水分が20%ほどになるまでゆっくりと熟成させて作ります。江戸時代には、幕府への献上品にもなったほどです。 この日は、農家の軒先に並んだ「枯露柿のカーテン」を見ようとたくさんの人が訪れ、写真に収める姿が見られました。 「柿が大好きなので、干し柿を食べに来ました」「毎年すばらしいなと思っています。こうやって見られる場所ないので」(訪れた人) 12月中旬ごろには、例年のものにも増して甘くておいしい「枯露柿」が店頭に並ぶ見込みです。(ANNニュース)
ABEMA TIMES編集部