超絶おしゃれなアート空間 福岡市・博多駅近くの完全個室カフェ
各部屋にはタブレット端末を備え、来店客はお気に入りの音楽や動画で自分たちの時間と空間を演出できる。端末に「店員さんステキ」「また来ます」といったメッセージを残してくれることもあり、山田さんは「報われます」と目を細める。
新しい店も計画中
個室は1時間制で、週末などには2時間待ちも珍しくなかったという。今は予約制を取り入れて行列も落ち着いてきたが、待ち時間の気分転換になればと、扉に“スタッフオンリー”と書いた部屋にこっそり案内することもあるそうだ。 実は、この部屋が秘密のフォトスポット。スタッフに促されて扉を開けた客は、突如現れた”花園”に「きゃー!、すごー!!」と驚きの声を上げるという。
建築業に従事し、設計士の顔も持つ山田さん。カフェは半年に1度、すべての部屋を改装する考えだ。お客さんの笑顔を想像し、「こちらも楽しみながらアレンジしたい」といたずらっぽく笑う。 売り上げは想定の2倍近くで、「期待以上の手応え」という。来年には、福岡市・天神や北九州市にも系列店を出す予定だ。福岡県糸島市の海沿いで、韓国スタイルのカフェも計画しているそうだ。 これまでとはまったく異なるスタイルの店を構想中とのこと。山田さんが次のカフェで、どんな世界観を表現するのか楽しみだ。
読売新聞