【証言】漁師らが潜って救助「中学生が飛び込み、1人がおぼれて沈んだ」1人意識不明で搬送 沖縄・奥武島
17日午後、南城市の奥武島の海で水難事故があり、男の中学生1人が意識不明で搬送されました。 【写真を見る】【証言】漁師らが潜って救助「中学生が飛び込み、1人がおぼれて沈んだ」1人意識不明で搬送 沖縄・奥武島 島尻消防には午後4時半ごろ、「中学生が飛び込みしていて、1人がおぼれて沈んだ」と119番通報がありました。 消防や警察によりますと、当時現場では同じ中学に通う男子生徒4人が泳いでいて、2人がおぼれ、うち1人が意識不明で救急搬送されました。おぼれたもう1人については命に別状はないということです。 ■救助に関わった漁師は おぼれた生徒を引き上げたのは地元の漁師らでした。 ▽救助活動に関わった漁師 「濁っているから海が、全然上からは探すことができなくて、機械で潜って探すかということで、自分ともう1人、2人で一緒に潜って、たまたま潜ってすぐのところで沈んでいるのを見つけて、2人で陸に上げた」 「1分1秒が大切なんで、早く陸に連れて行こうという気持ちで」 ー叫び声は聞えましたか? ▽通りがかって救助に参加した男性 「ほかの子どもは名前を言って「がんばれ」と言っていた。携帯と財布を置いて、上着を脱いで飛び込んだ」 「波があって10メートル進んで無理だなと思った。桟橋にロープがあるのをみたから、桟橋に向かって泳いで、ロープで巻いてこの子を抱いて…」 ■現場近くでは去年6月にも水難死亡事故 今回の現場の近く、突堤を1つ挟んだ隣のビーチでは、去年6月にも女子中学生がおぼれて死亡する水難事故が起きていました。 中城海上保安部が、今回の事故の原因を調べるとともに、遊泳は監視員が配置され管理された場所を選ぶよう呼びかけています。
琉球放送