エミネム、新作を“コンセプチュアル・アルバム”と呼び ファンに順番通りに聴くように促す
エミネムが、『The Death of Slim Shady (Coup De Grâce)』(『TDOSS』)は“コンセプチュアル・アルバム”であることを明らかにした。これは彼の殿堂入りした輝かしいキャリアにおいて初めてのことのようだ。 現地時間7月12日に12枚目のスタジオ・アルバムをリリースするエミネムは、ファンにアルバムに関する洞察をもたらすアドバイスを紹介した。 スリム・シェイディことエミネムは現地時間7月11日にXに投稿し、コンセプチュアル・アルバムをリリースすることを説明した。トラックリストの順序は意図的なものであり、リスナーはエミネムのビジョンを完全に理解するために、彼が決めた順序で『TDOSS』を再生し、スキップせずに聴くべきだと述べた。 「公共広告: “The Death of Slim Shady”はコンセプチュアル・アルバムです。したがって、シャッフルで聴くと意味が通じないかもしれません。お楽しみください」と彼は書き込んだ。 ストリーミング・サービスでは、リスナーが好きな曲を自由に再生することができるが、ファンは彼の投稿に「順番通りに聴きますよ、ボス!」反応し、喜んで従う姿勢を示した。 エミネムの過去のコンセプチュアル・アルバムについて、または彼にそのようなアルバムが存在するかどうかについても多くの議論があった。総意としては、完全な“コンセプチュアル・アルバム”はないが、2009年にリリースされた『リラプス』がそれに最も近い作品だとされている。 しかし、彼の楽曲がコンセプト的に繋がっている例はこれまで数多くある。例として、『リバイバル』に収録されている「Castle」と「Arose」のような曲が挙げられる。 『TDOSS』は、彼の象徴的な別人格を殺すことをテーマにしているようだ。このアルバムには19曲が収録されているが、フィーチャリング・アーティストはまだ明らかにされていない。 エミネムは『TDOSS』のプロモーションを「Houdini」でスタートし、同曲を米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で2位に送り込んだ。これは彼にとってこの10年間で最高位となった。その後リリースした、ビッグ・ショーンとベイビートロンをフィーチャーした「Tobey」は、“Hot 100”で95位にデビューした。