北朝鮮のキム・ヨジョン副部長「核保有国に軍事挑発するのは韓国とウクライナのみ」
21日にも対北朝鮮ビラを発見したと主張
朝鮮労働党のキム・ヨジョン中央委副部長は「21日にもわが領土の多くの地域で韓国のクズどもが突きつけた政治扇動の汚物が数多く発見・消去された」とし、「ソウル為政者の蛮勇は一族皆が壊滅する危険を招くことになるだろう」と脅しをかけた。21日、北朝鮮側で対北朝鮮ビラが発見されたとの主張だ。 キム・ヨジョン副部長は22日、朝鮮中央通信(中通)として発表した「談話」で、「大韓民国から飛ばされた無人機(ドローン)に対する朝鮮民主主義人民共和国の捜査機関の調査は続いており、韓国軍部のゴロツキどもの醜悪な挑発の真相はさらに詳しく分析されるだろう」とし、このように述べた。さらに「私たちの報復と復讐がどのように完成するかは誰にもわからない」と述べた。 さらにキム副部長は「核保有国を相手に敢行した軍事的挑発」は「ソウルとキーウ政権の腑抜けどもがやること」であり、「韓国とウクライナの頭のおかしい者を除いてはいないだろう」と主張した。 対北朝鮮ビラと「平壌(ピョンヤン)上空無人機侵犯事態」を非難し、いきなり韓国をウクライナと一緒くたにして暴言を浴びせたのだ。これは対南談話では脈絡がつかない主張だが、最近韓国とウクライナ政権が「北朝鮮軍のロシア派兵」を公式化し、北朝鮮に対する国際社会の共同対応を訴えていることを念頭に置いたものとみられる。 イ・ジェフン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )