帰国の途に就いたグリフィン（左）とケラー

　巨人のフォスター・グリフィン投手とカイル・ケラー投手が２３日、羽田空港から米国へ帰国の途に就いた。 【選手名鑑】グリフィンのプロフィル、成績 　グリフィンは来日２年目の今季、２０試合に登板し６勝４敗、防御率３・０１。開幕前やシーズン序盤は苦しんだが、交流戦中の６月中旬から安定した投球を続けた。「目標としていた優勝はできて、最後日本シリーズに一歩届かなかったのはもちろん残念だけど、山あり谷ありの一年だった」と振り返った。 　ＣＳ最終ステージ・ＤｅＮＡ戦では１８日の第３戦に先発し、４回６８球３安打１失点。その後自ら首脳陣に意思を伝え、２１日の第６戦では登板こそなかったが中２日でブルペン待機していた。「先発した時に４回で球数が７０いってないぐらいだった。５戦目、６戦目までいけば結構中継ぎも消耗しているだろうし、そんな中でもし必要とされるんだったら助けたいという気持ちがあった。そういう気持ちがあったから申し出た」と明かした。 　ケラーは加入１年目だった今季、５２試合に登板し、２勝２敗１セーブ２０ホールド、防御率１・５３。途中からは勝ちパターンの一角として貢献した。「いいシーズンだったけど、チームとしても自分としてもＣＳは楽な戦いじゃなかった」といい、「チームのことで言うと、みんなが悔しい思いをしたＣＳが、来年短期決戦になったときの経験になったと思う」と語った。