高校総体アーチェリーで目標の8強入り 府立工業が大会振り返り笑顔
福知山市石原、京都府立工業高校アーチェリー部の男子チームが、長崎県で開かれたインターハイ(全国高校総合体育大会)の男子団体で、8位入賞を果たした。決勝トーナメント1回戦では、一進一退の攻防を制して勝利。目標だった8強入りを果たした。大会後は顔を合わせる機会が無かったが、新学期を迎えて久々にメンバーがそろい、改めて満面の笑みを見せた。 8強を勝ち取ったのは、安原幹人選手(3年、南陵中出身)▽大町星翔選手(同)▽向山潤選手(2年、城北中出身)▽サブの山根悠隼選手(3年、日新中出身)の4人。府予選の男子団体で優勝し、団体では同校6年ぶりのインターハイだった。 インターハイは8月6、7両日にあり、出場47校から16校に絞られる予選は、70メートル先の的に3人が72射ずつ放ち、その合計点で競った。工業は2160満点中1781点で9位になり、決勝トーナメントに駒を進めた。 1セットにつき1人2射ずつ放ち、3人の合計点で競い、セットごとに勝利で2点、引き分けで1点ずつが与えられ、先に5点取った方が勝ち上がるルール。1回戦は鯖江(福井県)とぶつかった。 工業は1セット目を奪われたが、次のセットで勝利。しかし3セット目を取られ、引き分けでも負けが確定する後がない状況に追い込まれた。しかし、ここで踏ん張って集中して、4セット目で勝ち点2を奪取。セットポイント4-4の同点に持ち込んだ。 5セット目は、サドンデス方式の延長戦。1人1射ずつの計3射(30点満点)の合計で争い、27-25の2点差で勝つことができた。準々決勝は、強豪の近大付属(大阪府)にストレート負けを喫し、8位入賞で大会を終えた。 チームリーダーの安原選手は「決勝トーナメント1回戦は、1セット目を取られて不安はありましたが、みんなで声を掛け合い、頑張ってきた練習の日々を思い出し、勝利することができました。8強入りの目標を達成し、みんなでハイタッチして喜び合えてうれしかった」と話している。