「来年はより強い思いで」ヤクルト内山 都内で意気込み
●都内で野球体験会 プロ野球ヤクルトの内山壮真捕手(上市町出身、星稜高OB)は15日、都内で富山新聞社などの取材に応じ、能登半島地震から間もなく1年を迎えることに触れ「今年はなかなかいいニュースが届けられなかった。来年はより強い思いで、活躍を報告できるようにしたい」と意気込みを語った。 15日に東京・江東区立南陽小で開かれた日本プロ野球選手会などの野球体験会後、取材に応じた。体験会では星稜高の先輩である巨人・山瀬慎之助捕手(かほく市出身)とともに講師を務めた。園児から小学6年生まで約130人が参加し、内山選手は「肩を回して投げてみよう」などと助言しながらキャッチボールを見守った。 野球人口が減少していることに「高校で人数が足りなくて(部活が)合併するという話も僕の地元でよく聞く」と残念がった。同じポジションである山瀬選手に対しては「切磋琢磨(せっさたくま)して頑張りたい。互いに1軍の舞台で活躍したい」と語った。 子どもたちと触れ合う中で、イチローに憧れて野球を始めた初心を思い出した内山選手。「僕を憧れて野球を始めたと言ってもらえるような選手になりたい」と意欲を新たにした。