【NFL】トレード期限前にDEキャンベルのレイブンズ移籍を阻止していたドルフィンズHCマクダニエル
キャンベルにとってマイアミは故郷であり、それが1年200万ドル(約3億0,814万円)とかなり少額の契約をドルフィンズと結んだ理由の1つだ。AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区で2位につけ、スーパーボウル出場を目指しているレイブンズへのトレードは、キャンベルが2020年から2022年にかけて活躍した場所に戻ることを意味していた。キャンベルはレイブンズでの初年度にプロボウルに選出されている。
情報筋によれば、トレードがどう転ぶか分からない中、キャンベル自身も取引が成立すると考えていたという。多くの人がそう考えていた。しかし、マクダニエルHCのおかげでキャンベルはマイアミにとどまり、チームの巻き返しをけん引している。
38歳のキャンベルは、ドルフィンズがシーズン第10週にロサンゼルス・ラムズに勝利した試合で大きな注目を集めた。その試合で相手のパスを2回弾き、1回のサックを決め、さらに4回のサックに貢献したキャンベルは、セレブレーションとしてバスケットボールのシュートを決めるポーズをとっている。
その試合を終えた後、キャンベルは「自分たちが望む場所に行くためには、戦い続け、信じ続けなければいけない」とコメント。
キャンベルはシーズン第11週に勝利したラスベガス・レイダース戦でも1回のサックを記録。プレーオフ進出を目指すのは容易ではないが、今回のペイトリオッツ戦で勝利した上に、その後もニューヨーク・ジェッツやクリーブランド・ブラウンズといった低迷しているチームとの3試合が控えているため、チャンスはまだある。
ドルフィンズのプレーオフ進出が実現した場合、キャンベルはそこにいるだろう。