再起戦の海人がかつて野杁を破った男と対戦「“世界に通用するのは海人だけ”と思わせるような試合を見せたい」【SB】
シュートボクシング(SB)の今年最後の大会となる「SHOOT BOXING2023シリーズFinal -Start towards 40th anniversary-」(11月14日、東京・後楽園ホール)の前日計量が11月13日、都内で開催された。 ダブルメインイベントの第2試合で対戦するSB世界スーパーウェルター級王者の海人(TEAM F.O.D)は69.75kg、King of Kings -65kg級王者のマサロ・グランダー(オランダ/Mike’s Gym)は70.00kgでともに規定体重をクリアした。 海人は8月にオランダで行われた「GLORY世界ライト級タイトルマッチ」でティジャニ・ベスタティに敗れ、今回が再起戦となる。グランダーは日本では2015年に新生K-1に参戦し、いきなり野杁正明に飛びヒザ蹴りでドクターストップ勝ち。その後、木村“フィリップ”ミノル、平本蓮、ゲーオ・ウィラサクレック、城戸康裕といったトップ戦線の選手たちと拳を交えた。現在はGLORYを主戦場としている。
海人は「明日はSBの今年最後の試合で、それも最後のメインを任せられたので、SBの強さをしっかり見せたいし、僕自身の強さも見せたい。前回負けてしまっているので、また今後“世界に通用するのは海人だけ”と思わせるような試合を見せたい。期待していてほしい」と語った。対戦相手のグランダーの印象については「明日に関しては相手がどうこうというより、自分らしさを出して自分が楽しめる試合をしたい。そこでしっかり勝って、見てくれる皆さんが熱くなれるような試合を見せるだけ。自分自身の戦いを明日は見せたい」と特になく、ただひたすら自分の強さを見せつける試合をするつもり。試合については「全部の試合がそうなんですが、勝つことよりも倒すことをメインに考えて練習もしてきている。倒すことで自然に勝てるし。勝つというより、倒しにいく試合を毎回したいし、している。今回ももちろんそのつもり。自分とのレベルの差を見せたいし、次につなげたいので圧勝したい」と倒す試合を宣言。 SBとしては年内最後の試合になるのだが「前回負けて、再起戦でメインを任せてもらったので“SBの一番は海人だな”と思わせる試合をしたいし、しないとダメだと思う。なおかつ“70kgで世界に通用するのは海人だな”と思ってもらえるような試合を必ずする。来年はまたGLORYにリベンジしに行きたいと思っているし、今回が今年最後の試合とは思っていない。12月にも試合ができればと思っている。今回しっかり勝って、12月にもつなぎたいし、来年にもつなげていこうと思っている」と12月のRISEのビッグマッチへの出場も視野に入れた。