最悪の無駄遣い…。レアル・マドリード歴代“不良債権”ワーストイレブン【CB】痛すぎる出費…。1年で去った強靭DF
レアル・マドリードはこれまで豊富な資金力で多くのスター選手を獲得してきた。しかし、期待を裏切った選手も少なくない。今回は、21世紀以降でレアル・マドリードが獲得した選手で“不良債権”となった例をワーストイレブン形式でポジション別に紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照。
CB:ワルテル・サムエル(元アルゼンチン代表) 生年月日:1978年3月23日 在籍期間:2004年夏~05年夏 移籍金:2500万ユーロ(約35億円) クラブ通算成績:40試合2得点2アシスト ワルテル・サムエルは世界的なセンターバックだが、レアル・マドリードで過ごした1シーズンに限って言えば平凡だった。 サムエルは2000/01シーズンにローマでセリエA優勝を果たすと、04年夏に2500万ユーロ(約35億円)でレアル・マドリードへ移籍。コンスタントにピッチに立ってはいたものの、「ザ・ウォール」と呼ばれた姿とは程遠く、当時のレアル・マドリードが課題としていた守備の改善にはつながらなかった。 実際、レアル・マドリードは1年でサムエルに見切りをつけた。1600万ユーロ(約22.4億円)での放出で、クラブにとっては大きな痛手となった。インテルへ移籍したサムエルは、イタリアに戻って大活躍。2009/10シーズンの3冠メンバーになるなど、圧倒的な対人能力でチームを支えていた。 スペインが合わなかっただけなのか。イタリアでの大活躍を考えると、やはり後悔の残る買い物だったと言わざるを得ない。
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