ペンギンぺたぺた行進…初詣の練習開始 福井県の越前松島水族館、1月13日まで参拝
福井県坂井市の越前松島水族館で12月26日、ペンギンたちが新年に向け、初詣の練習を始めた。午前中は4羽のオウサマペンギンが、約90センチの大きな体でペタペタと来館者の間を進み、堂々と広場の鳥居をくぐった。 年末の練習、年明けからの本番とも同じスタイルで行う水族館の冬恒例の人気企画。屋外の広場に、鳥居と小さな神社を設けペンギンがお参りする。 オウサマペンギンは、「ぺんぎん館」から出て、来場者が待つ広場まで約20メートルを行進。体を左右に揺らし、小さな歩幅で歩く姿に来場者は目を細めていた。 東京から家族4人で訪れた女児(4)は「1歳の弟と同じくらいの大きさだった。暖かそうでかわいかった」と話した。飼育員は「オウサマペンギンの散歩は冬季限定。気が向けば神社の鈴をならしてくれるかもしれない」と来館を呼びかけている。 参拝は元日の本番含め、来年1月13日まで毎日見られる。オウサマペンギンは午前11時20分から、フンボルトペンギンは午後3時半から。
福井新聞社