最終予選で苦戦するカタール代表の監督が解任か 後任に元バルサ監督シャビ等が浮上
アジア杯王者としての実力を見せられず
カタールサッカー協会は、現在代表監督を率いるマルケス・ロペス監督の解任を決定したとカタールメディア『AL Raya』をはじめ、各メディアが報道した。 [動画]最終予選、第4節までの日本代表の試合をプレイバック マルケス・ロペス監督は昨年12月に、それまで率いていたポルトガル人のカルロス・ケイロス氏の電撃退任を受け緊急就任。自国開催のアジアカップまで時間がない中、早急にチームを立て直して見事にカタールのアジアカップ2連覇という偉業を成し遂げた。 しかし9月から始まったワールドカップ・北中米大会アジア3次予選(最終予選)では、ここまで2勝1分3敗の勝ち点7のグループ4位と苦戦中。先日のUAE戦では0-5と大敗し、トータルでの失点数が17と各グループ含め最多失点数となっている。同メディアによれば今回のUAE戦で大敗したことを受け、首位のイランと直接出場権を争うことが難しくなったこと、UAE戦の敗戦だけでなく、チームのパフォーマンス低下や技術レベルの低さを考慮し、サッカー協会が今回の決断に至ったとのこと。なお後任は現時点で決まっていないが、ワールドカップの時に率いた現アル・サッドの監督を務めるフェリックス・サンチェスや、昨シーズンまでバルセロナを率いていたシャビ・エルナンデスらが候補として上がっているそうだ。 今回の予選は上位2チームが本大会へストレートイン、3.4位が4次予選(プレイオフ)に回ることとなっている。現状2位ウズベキスタンと6ポイント差で今後の展開次第ではまだ2位以内も狙えるが、今後の日程を見ると、残り4試合で特に終盤には首位のイラン戦、そしてアウェイのウズベキスタン戦が残っており、4次予選に回る可能性の方が高いだろう。果たしてここから新監督の下で、アジアカップ王者としての強さを見せることができるのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部