リノベーション前の室内。

マンション購入を検討している人が最も知りたいこと。それはやっぱり経験者の生の体験談。中でも「これはやって良かった」という成功談も気になるけど、「ここに注意」という失敗談を知りたいのが本音ではないでしょうか。 「いざ物件が決まり、見積もりを出してもらったら…」利用するまでわからなかった「ワンストップ業者」のデメリット かく言う僕もマンションを買うまでは「マンション購入 失敗」「マンション購入 後悔」で何度検索したことか。人の失敗ほど有益な経験値はないのです。 なので、僕も赤裸々に自分の失敗談を綴らせてもらいます。僕がマンション購入～リノベーションにあたっていちばん後悔したのは、業者選び。物を買うといっても、大事なのは「何を買うか」ではなく「どこで買うか」なのです。 ただ、ここで重要なのは、あくまでフルリノベーションを前提としたマンション購入だからこそ業者選びが大事だということ。ぶっちゃけマンションを買うだけなら、業者自体はそこまでプライオリティは高くない気がします。でも、リノベをやるなら業者の選定こそが生命線。その理由を、ここから書いていきますね。 そもそもマンションを買うと決めた段階から、僕の中では「中古マンション+フルリノベーション」の一択でした。新築は最初から検討外。理由は、予算的に新築は厳しいというのもあるけど、それ以上に昨今の新築マンションのデザインが外観も内観もあまり好みではないからというのが大きかったです。ファッションもそうですが、スタイリッシュでモダンなものよりも、ちょっとクセが強くて味のあるもののほうが好み。おのずと物件選びも、中古マンションを買って、それを自分仕様にリノベーションするという選択に落ち着きました。 だから、業者を探すときも最初からリノベありき。しかも、当初は絶対に買うという強い意志があったわけではなく、買うという選択肢もあるのかな～というゆるいスタート。「中古マンション リノベ」で検索したらトップページに表示された業者が、当時住んでいた家の近くにショールームを開いていたので、試しに話でも聞いてみるかと足を運び、そのままお付き合いが始まりました。   で、それの何が失敗だったかというと、そこが物件選びからリノベーションまでワンストップでやっている業者だったことです。リノベ業者にはこうしたワンストップサービスを売りにしているところが多くあります。が、それはそれで考えものだなあというのが実際に利用してみての率直な感想です。

   構成/山崎 恵