イサク、ギェケレシュ、クルゼフスキらスウェーデン代表立て直しへ 2026W杯出場へトマソン体制がスタートする
デンマークの英雄トマソンの手腕が問われる
2022年のワールドカップ・カタール大会は欧州予選敗退、さらに今夏のEURO2024の出場権も逃してしまったスウェーデン代表。 まずは2026年のワールドカップ出場を目指すべく、今年3月にはデンマークの英雄であるヨン・ダール・トマソンを代表監督に迎えた。21日にはポルトガル戦、25日にはアルバニアとの親善試合が予定されていて、ここからトマソン政権がスタートする。 トマソンは現役を退いてから母国デンマーク代表のアシスタントコーチを経て、スウェーデンのマルメ、イングランドのブラックバーンで指揮官として経験を積んできた。国際大会出場を立て続けに逃しているスウェーデンをどう立て直すのか、トマソンの手腕が問われる仕事だ。 まずはポルトガル戦へ向けて調整が進んでいて、スウェーデン『fotbollskanalen』はトマソンが[4-2-3-1]をベースとした攻撃的なフットボールを落とし込もうとしていると取り上げている。 興味深いタレントとしては、フランクフルトで主力を務める19歳のセントラルMFヒューゴ・ラーション、トッテナムの右ウイングに入るデヤン・クルゼフスキ、そして何と言ってもニューカッスルFWアレクサンデル・イサク、ポルトガルのスポルティングCPでゴールを量産するFWヴィクトル・ギェケレシュのセンターフォワード2枚だ。 さらにベルギーのロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズでは197cmの大型FWグスタフ・ニルソン(26)もベルギー1部で12ゴールと結果を出していて、このバラエティ豊かな前線を何とか活かしたい。 まずは2026年のワールドカップ出場権を獲得することが最初の目標となるが、トマソンはどんなチームに仕上げてくるか。
構成/ザ・ワールド編集部