【衆院選2024】投票所とコンビニ、どっちが行くのが面倒?数を比べてみたら…
投票先を調べるのにどれくらいかかる?1日1分積み立てたと考えてみたら
インターネットを用いた選挙運動が解禁されたのは2013年です。それから10年の間に様々なツールが生み出され、政党や政治家の活用方法も洗練されてきました。今では、インターネット環境さえあれば、どこからでも政党や候補者の政策を調べたり、演説動画を視聴することができます。政策についても、分野別にまとめたものや、子ども向けの優しい文体で書いたものなど、さまざまに工夫されたものを見ることができます。 「政策のことなんて、政治家は誰も考えていない」と嘆いている人も、よかったら一度各政党のWebサイトを見てみませんか。 ちなみに、もしそれらの情報を自分なりに吟味するのに、1日かかるとしたら、毎日どれだけの時間を負担していたら賄えたことになると思いますか。 前回衆院選から今回の衆院選までの期間は3年間ですので、1日当たりにすると1分19秒ほどの負担になります。そう考えてみると、政党や候補者のことを調べてみる負担感が少しだけ和らいだ気がしてきませんか。
白票(棄権)数は減少中。それでも、京都市に暮らす人と同じくらいの人が棄権している
投票所で白紙などを投票して棄権している人はどのくらいいると思いますか。前回衆院選での無効投票数は約144万票(小選挙区)でした。これは、小選挙区の投票の2.45%になっています。なお、小選挙区の無効投票率は過去3回連続で低下していますが、京都市の人口(約144万人。2024年10月推計人口と)に匹敵するだけの棄権票が投じられていることになります。
確実に投票するための秘訣はイメトレ
「よし、今度は投票に行ってみよう」と思っても、残念ながら投票できなかったということもありえます。海外の調査には、投票しそびれた際の原因は「忘れていた」というものが最上位であったというものもあります。 「投票日は電車に乗って出かける前に投票に行こうと思っていたけど、朝、忙しく準備をしていたらもう駅のホームで電車に乗るところだった。引き返す余裕もなく、そのまま投票に行けなかった」なんていうこと、確かにありそうですよね。 そこで、ポイントになるのが、以下の条件を満たす計画、想像をしておくことです。 ・何月何日の何時に投票所に行くのか ・どこから投票所に向かうのか(自宅から? 職場や学校から?) ・投票所に出かける前は何をしているのかを想像する(友人とランチ、部活やサークル、など) できるだけ具体的に考えてみてくださいね。計画を思い出すための合図を用意しておくのもおすすめです。
投票するかを迷ったら、あなたの1票の価値を確認してみてください
過去の衆院選を調べてみると、小選挙区でも比例代表でも、当選者のうち1割程度の人は、有権者の1%の人が行動を変えると結果が変わってきます。 また、あなたの1票は、政党交付金として政党への課金(応援)にもなりますよ。 投票をする理由、しない理由は人それぞれですが、「投票するのはきっと大変でめんどくさいからやめておこう」と思うことがあったら、一度ご自身の投票所がどこに設置されているかを確認してみてください。思っていたよりもめんどくさくないかもしれませんよ。