【衆院選2024】投票所とコンビニ、どっちが行くのが面倒?数を比べてみたら…
衆議院議員総選挙(以下、衆院選)は27日に投開票日を迎えます。過去3回の衆院選が、歴代ワースト3の投票率を記録していることもあり、選挙の際の「投票に行こう」という呼びかけも様々な形、内容で行われるようになってきています。 でも、いまだにインターネットでの投票はできないし、そんなめんどくさいことわざわざするのもなあ、と思う人もいるかもしれません。 投票って、どのくらいめんどくさいものなのか、考えてみませんか。
投票所は大手コンビニエンスストアと同じくらい身近な存在
衆院選では、45,429か所の投票所が設置されます。これは日本で最も店舗数が多いコンビニエンスストアであるセブンイレブン(21,615店舗。2024年9月末時点)の2倍以上の数となっています。 また、国内店舗数上位3社(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン)の合計店舗数(52,526店舗)に迫る規模となっていることもわかります。(店舗数は各社HP掲載の店舗数の合計。10月15日アクセス) また、身近さを時間で表してみると、自宅から投票所までの移動に要する時間はおよそ8割の人で10分以内であることが明るい選挙推進協議会による調査で明らかにされています。 「よく使うコンビニエンスストアと同じ感覚でみつけることができて、概ね10分以内に到着することができる場所」 そう考えてみると、投票所に行くめんどくささが少しだけ、緩和されませんか。
期日前投票所もファストフード店を見つけるのと同じ感覚でみつかる…はず
「投票日にしか投票できないのは不便」と思われる方もいますよね。そんな時は期日前投票所が利用できますよ。 衆院選で設置される期日前投票所の数は、6,409か所です。こちらも日常でよく使用する施設と比較してみると、マクドナルド(2,974店舗)とモスバーガー(1,312店舗)、ケンタッキー(1,232店舗)の国内合計店舗数5,518を上回る規模となっています。(店舗数は各社HP掲載の店舗数の合計。10月15日アクセス) ちなみに、コーヒーチェーンと比べてみても、国内店舗数TOP3のスターバックス(1,948店舗)、ドトール(1,072)、コメダ珈琲(1,004)を上回る規模になります。 期日前投票所の特徴は、ショッピングセンターや商店街などに設置される数が、投票日投票所よりも多いということです。衆院選では、399か所の期日前投票所がショッピングセンター等に設置されています。 投票所では、その選挙区で投票権を有していることが確認できれば、投票所入場券を保有していなくても投票することもできます。お買い物など、何かのついでに目にしたから予定にはなかったけど投票してみよう。そんな隙間時間の使い方もありますよ。