【北九州記念】ペアポルックス乗り込み順調 体つき良くなり精神面も大人に
<栗東トレセン> 葵S2着のペアポルックスはリズミカルに登坂し、追い切りに備えた。鹿戸助手は「順調に乗り込めていますし、いい状態で競馬に向かえそうです。精神面も大人になってきており、体つきも良くなっている。小倉は相性がいいし、楽しみです」と期待感たっぷり。 グランテストは前走のライスシャワーCを好位から抜け出して快勝。レースぶりに安定感を増しており、重賞初挑戦でもいきなり通用していい。ハンデ53キロも魅力だ。今野調教師は「ここを目標に順調です。1週前追いでは速い時計(坂路4ハロン51秒0―12秒8)も出たし、仕上がりはいい。坂井騎手もこの馬のことを理解してくれています」と期待を寄せる。 トゥラヴェスーラは昨年の当レースで6着も直線で進路が狭くなる場面があり、脚を使い切れなかった。9歳になっても身上の末脚は健在で、高橋康調教師は「走り方がスムーズでバランスが良くなっている。内枠でうまく脚をためられれば楽しみ。雨が降っても問題ない」と力を込めた。 テイエムスパーダは一昨年、開幕週の同舞台戦だったCBC賞でJRAレコード勝ち。すんなりハナを切れれば、再現があっても不思議はない。木原調教師は「少し硬さは残るけど、いつもの休み明けという感じ。斤量(56キロ)を背負うのは仕方ない。自分の競馬に徹してどこまで頑張れるか」と見通しを語った。 モズメイメイは6戦連続で2桁着順だが、攻め気配は良好。19日の坂路で一番時計となる4ハロン49秒5(ラスト1ハロン12秒7)をマークした。「状態は変わりなくきている。開幕週の小倉でうまく先行できれば」と音無調教師。