【高校野球】U―18日本代表の小倉監督が花咲徳栄・石塚裕惺、北照・高橋幸佑らセンバツ不出場組に熱視線
U―18日本代表の小倉全由(まさよし)監督が6日、今秋ドラフト候補で花咲徳栄(埼玉)の石塚裕惺内野手、北照(北海道)の高橋幸佑投手らセンバツ不出場組に熱視線を送った。 奈良県内で3日間行われたU―18日本代表候補選手強化合宿はこの日で終了。関東第一と日大三で甲子園通算37勝を挙げた名将は「石塚君はやっぱり力がある。(健大高崎の)箱山(遥人)君も力がある。投手は報徳の2人(間木歩、今朝丸裕喜)もいい。(大阪桐蔭の)平嶋(桂知)君だって力がある。北照の高橋(幸佑)君もいい球を投げる」と、特に目に留まった選手を挙げた。 今回選ばれた39人を基準に選考を進めていく。「二塁はもうちょっと見ておかないといけない。(健大高崎の)高山(裕次郎)君はいい打撃をしている。創志学園の豊島(虎児)君も打撃がいい」と評価した上で、各ポジションに新顔の台頭を期待した。 最終日は箱山らに助言を送った。「足の使い方。送球がちょっとそれる。昨日のミーティングでも『夏に向けてこうなってくれないと戦力ダウンになるから、思っていることを直してもらわないと困るよ。学校まで行って、監督に直しといてくれというところまでいくから』と。安定したスローイングができるように」と、改善を求めた。 12年ぶりに日本代表を率いる小倉監督は「前にやっている分、もっとプレッシャーはある。『2回目でこの結果かよ』となったら困る。(7回の)イニングや球数(制限)もある。一から勉強しないといけない」と、今夏のアジア選手権優勝に向けて準備を進めていく。
報知新聞社