まだ出来たはず…。ビッグクラブで主力のまま引退したスター選手(5)無限のスタミナ! 「若手に譲った」元バロンドーラー
今季素晴らしい活躍を披露していたトニ・クロースの引退発表は世界を驚かせた。過去にもサッカー界では全盛期とは言わないまでも、第一線でプレーできる能力がありながらユニフォームを脱ぐ選択をした選手たちがいる。今回はビッグクラブで主力ながら引退した選手を紹介する。
MF:パベル・ネドベド(元チェコ代表) 生年月日:1972年8月30日 引退年:2009年夏(36歳) 引退時の所属クラブ:ユベントス(イタリア) 現役最終年リーグ戦成績:32試合7得点6アシスト チェコ人史上最高の選手という呼び声が高いパベル・ネドベドもユベントスでほとんどの試合で先発出場するほどの実力を持ちながら引退を決断している。 1996年のユーロ(欧州選手権)で母国を準優勝に導く活躍を披露したことで一躍有名となった「チェコの大砲」は、持ち前の運動量と強烈なミドルシュートを武器に代表とクラブで活躍。ユベントスでプレーしていた2003年にはその年の世界最高の選手へ贈られるバロンドールを受賞している。 ユベントスのサイドで絶対的な選手に君臨しながらネドベドは2008/09シーズン後の引退を決断した。引退の理由については「まだプレーすることを楽しんでいるが、体力と精神状態を考えると、若い選手に道を譲るべきだと思った。これからは家族との時間を大切にしたい」と明かしている。当時はすでに36歳と大ベテランと言われる年齢だったが、他の選手にポジションを奪われる気配がなく、トッププレーヤーのままユニフォームを脱いだ。
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