温泉にうっとり カピバラの3きょうだいが堪能 飯田市立動物園【長野県】
長野県飯田市立動物園では、カピバラが風呂でくつろぐ「温泉のんびりタイム」が開かれている。3きょうだいの「きなこ」「みたらし」「よもぎ」が仲良くお湯に浸かる様子が見られ、来園者を癒やしている。年明けは1、2月の第2・4土曜に実施する。 担当飼育員の齋藤真弥さん(27)によると、野生では南米の水辺に暮らすカピバラは寒さが苦手。飯田の冬を乗り切ってもらおうと、昨年に水飲み場を「石風呂」風に整備した。お湯をためると気持ちよさそうに入る姿があったため、今年も行っている。 飯田の最低気温が氷点下3・5度となった28日にも実施した。一番の温泉好きという「みたらし」が先陣を切ると、大柄な「きなこ」とメスの「よもぎ」も続いた。3匹は身を寄せ合って温泉を堪能。目を細めてうっとりしたり、寝転がって全身を温めたり、思い思いに楽しんでいた。 齋藤さんは「暖かくなるまでの期間限定。のんびり過ごすカピバラを見て癒やされてほしい」と話している。 時間は午前11時から。温泉に入るかはカピバラの気分次第。気温が低下した日には実施することがある。