「今年最後の場所をいい形で締めくくりたい」石川県津幡町出身の新大関・大の里が九州場所に向け報道陣に稽古を公開
石川県津幡町出身の大の里が、新大関として臨む来月の九州場所に向け始動する。 病気により秋巡業を途中離脱していた大の里。私たちは本場所へ向けた稽古を取材した。 「今年最後の場所をいい形で締めくくりたい」石川県津幡町出身の新大関・大の里が九州場所に向け報道陣に稽古を公開 取材班がやって来たのは、福岡市の二所ノ関部屋九州宿舎。 10月30日に新大関大の里などの稽古の様子が、報道陣に公開されたのだ。 アデノウイルスに感染し、秋巡業を途中離脱していた大の里にとって、この日が復帰後初めての相撲だ。 大の里: 体は完全に復活していますし、あとはなまった身体を仕上げていくだけなんで… 取材班のインタビューにそう答えた大の里は、体調はまだ万全ではないとのことだが、土俵の中で軽やかな身のこなしと大迫力の三番稽古を見せてくれた。 大の里は十両の白熊らと三番稽古を行い、12番で9勝という内容だった。 最後は二所ノ関親方の胸を借りた、ぶつかり稽古だ。 大の里は泥だらけになりながら、7分間に及ぶ親方の熱血指導を受ける。 二所ノ関親方に大の里がぶつかる音と、土俵の中で親方を押して踏ん張る足の音が稽古場に大きく響く。 稽古後、大の里に話を聞くことができた。復帰して最初の練習の感想を聞くと… 大の里: 親方のぶつかりも押せてなかったので、まだ体力が落ちている。これからしっかり上げていきたいです。今年1月場所からいいスタートを切れているし、九州場所という今年最後の場所でいい形で締めくくられればいいかなと思います。 大相撲九州場所の初日は11月10日。石川県出身、期待の新大関大の里の活躍に期待が高まる。 (石川テレビ)
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