人からの相談を受けるとき、気を付けることは? 共感、相手の気持ちに寄り添う…みんなはどうしてる?
◆相手の気持ちに寄り添うことを重視
私は傾聴療法士という、カウンセラーに準ずる資格を持っています。カウンセリングで気をつけているのは、とにかく共感することです。相手の気持ちになって考えます。 そして、これは当たり前なのですが、否定はしない。あとは、相手に答えを出させるようにすることですね。「◯◯さんはどうしたいのか」と、相談者自身に答えを出してもらえるよう、うまく導くことが大事と思います。(埼玉県 50代後半 女性 パート/アルバイト)
◆答えを持っているなら背中を押してあげる
人の相談に乗るときに気を付けているたった1つのことは……「その人自身がすでに答えを持っているか?」です。 答えを持っているけど行動に起こす自信がないのであれば、背中を押すアドバイスを! また、自分の経験上その答えに不安を感じたときは決して否定はせず、プランBをやんわり提案しましょう。 答えを持っていないのであれば、問題解決したあと、どんな明るい未来を想像したいかを語ってもらいます。明るい未来すら想像できない、つらい環境下にいる人からの相談であれば、手が届く範囲で「もし問題解決したら〇〇な未来が待っているかもね」と、相手に想像してもらうようにそっと伝えてみます。 相談者が進みたい答えを共有してもらい、背中を押せる存在でいることが私のスタンスです。(東京都 50代前半 男性 会社員)
◆相談内容を他者に伝えるのはNG
相談を受けたことは他人に口外しないようにしています。そして、とにかく聞き役に徹します。 その場で適切なアドバイスするのは難しいので、適切なアドバイスが思い付いたときに「その後どうですか?」や「また相談に乗りますよ」と言って、そのときに伝えるようにしています。(東京都 30代前半 男性 会社員) (TOKYO FM「Blue Ocean」2024年1月5日(金)放送より)