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11月に迫った米大統領選に向けて、2024年9月10日（現地時間）にカマラ・ハリス氏（59）を大統領候補として支持したテイラー・スウィフト（34）。その2日後、ドナルド・トランプ前大統領（78）の陣営は、テイラーの世界ツアー「ジ・エラス・ツアー」で売られているグッズを模倣したTシャツを販売した。 【写真】テイラーのグッズにそっくり……ドナルド・トランプ前大統領のTシャツ Tシャツにはトランプ前大統領の写真がコラージュされており、「ジ・エラス・ツアー」で販売されているTシャツとデザインが酷似している。さらに、陣営はXでスウィフティーズ（テイラーのファン）に向けて、「"トランプ・エラ"のTシャツを購入しよう」と呼びかけた。 テイラーの影響力に便乗したTシャツの販売に、ファンらは「恥ずかしい」「彼を支持するスウィフティーズはいない」などとバッサリ。中には、「これは訴訟問題」という厳しい意見も。 テイラーはインスタグラムで「私はカマラ・ハリス氏に投票します。彼女は権利と大義のために戦っており、それを擁護する戦士が必要だと私は信じている。（中略）彼女はしっかりした才能あるリーダーだと思います。この国が混乱ではなく冷静さで導かれれば、もっと多くのことを達成できるはずです」と投稿。 また、最後には「子どものいないキャットレディ」という言葉を残したテイラー。これは、トランプ氏が副大統領候補に選んだJ・D・ヴァンス氏（40）が2021年に発言した、「（米国は）自分の人生と自分がしてきた選択に惨めな思いをしている、子どものいない猫好きの女性たち（＝cat ladies）に牛耳られている」という発言に対する皮肉とも言われている。 GSA（米一般調達局）によると、テイラーがこの投稿で投票登録サイトのリンクを掲載し投票を呼び掛けたところ、アクセスが急増したそうで、9月11日14時（現地時間）の時点で33万7,826人に上ったとか。 テイラーは2018年頃から政治関連の発言をしてきたが、テイラーの父スコット・キンズリー・スウィフト（72）は、Netflixで配信中のテイラーのドキュメンタリー映画『ミス・アメリカーナ』（2020）で、「娘が選挙について発言すればするほど、安全を懸念している」と胸の内を明かしている。 スウィフティーズから批判を受けるも、話題作りには成功した様子のTシャツ酷似事件。今後の展開に注目したい。