ボートレースは外国人にウケるか 観光資源への活用狙い、実態調査
公営ギャンブルの競艇を訪日客向けの観光資源として活用する珍しい試みが、近く始まる。日本で広がった競艇は、外国人にはなじみが薄い。夜間に開催されるレースに呼び込むことで夜の観光スポット不足を補い、伸び悩む競艇場の来場者も増やせるという「一挙両得」を狙ったアイデアだ。 【写真】ボートレース住之江のナイターレース 競艇は、6艇のボートが1周600メートルのコースを3周。その着順を予想してお金を賭ける。 JTB、三菱UFJ銀行系の一般社団法人関西イノベーションセンター(MUIC)、大阪観光局などは24日、競艇場「ボートレース住之江」(大阪市)を保有する南海電鉄グループと実態調査を行う。 ■元レーサーが説明、「グルメツアー」も 様々な国や世代の、競艇を知らない外国人約20人を同競艇場に招待。元レーサーがルールを説明し、舟券の買い方を教える。実際に賭けて、水面に近い座席で観戦してもらう。ボートが並ぶピットの見学会、場内の売店のグルメ巡りもある。
朝日新聞社