芸能生活40周年山田雅人が「阪神日本一物語」「高橋遥人物語」を掛布雅之氏と語る…11・25大阪 「かたりの世界」
数多くのスポーツ選手などの物語を語ってきたタレントの山田雅人(63)が、芸能生活40周年を締めくくる「かたりの世界」を11月25日に大阪・サンケイホールブリーゼで開催する。「かたり」は一人芝居や朗読、漫談ではなく、山田が実際に本人や関係者を綿密に取材して浮かび上がった真実を基にマイク1本で伝えるもので、今回は「高橋遥人物語」と「阪神日本一物語」の新作2本を披露する。 阪神・高橋遥人投手は入団以来、左肩や肘の不調に悩まされ、2022年春に左肘内側側副靱帯再建術(通称・トミー・ジョン手術)を受けた。23年も左肩の手術を受けるなど2年連続1軍登板なしで育成契約となった。しかし、支配下に復帰した今季は4勝1敗、防御率1・52と活躍。復活までの道のりや苦悩、努力を鳴尾浜や甲子園での関係者への取材を通して明らかにする。 もう一本は1985年、2リーグ制以降、初めて日本一に輝いた阪神の物語。この年の象徴的な出来事と言えるバース、掛布、岡田の「バックスクリーン3連発」はかたりのテーマで取り上げたことがあるが、改めて掛布雅之氏や打たれた槙原寛己投手、吉田義男監督に取材し、新作として仕上げた。 今回はその掛布氏がゲスト出演し、当時のことだけでなく今季の阪神や阿部巨人についてたっぷりと語ってもらう予定。掛布氏と阿部慎之助監督の父・東司さんは千葉・習志野でのチームメートであり、阿部監督にとって掛布氏は憧れの存在であり、何度もアドバイスをもらっている。昨年、対戦成績で6勝18敗1分けと大敗した巨人が阿部新監督となった今季、どのようにして阪神に立ち向かったのかなど、掛布さんだからこそ知る秘話も明かされそうだ。 阪神の第8代OB会長に内定した掛布さんとは、藤川球児新監督への期待や来季の展望にも話が及ぶことは必至。「ここでしか聞けないような話も出るでしょうし、40周年の集大成としてふさわしい公演になると思います」と山田自身も楽しみにしている。
報知新聞社