「能登ヨバレ」でつながり作り「故郷の力に」 能登復興へ東京で働く出身者らグループ結成
穴水町出身の東井さんは「この会が能登に関わりのある人のプラットホームになって、さまざまな課題解決への『人材バンク』になれたらいい」と話す。実際、災害からの復興の途上では、組織の運営や行政への申請書の作成など、都市部で働く人のスキルが求められる場面も少なくない。
この日集まっただけでも、公務員から建築設計事務所勤務、システムエンジニア、僧侶、看護師、テレビディレクター、人材ベンチャー、在宅マッサージ、コンサル会社、物流会社と、まさに「人材バンク」だった。
能登ヨバレのメンバーは現在、30~40代を中心に50人ほど。出身者以外の「関係人口」も参加している。今後も2カ月に1度集まって、息の長い支援を続けていきたいという。(徳光一輝)