畑のルビー 児童が丹波大納言小豆を収穫体験 秋を感じて/兵庫・丹波市
大粒の高級小豆として知られる丹波大納言小豆の国内最大産地、兵庫県丹波市の畑で11月27日、市立竹山小学校1年生23人が収穫と脱粒を体験した。児童たちは、もいださやを指でなぞって中の小豆の数を予想しつつ、さやを割ってズラッと並ぶルビー色の小豆を取り出した。 生活科の秋を感じる授業。近くの生産者が招いた。 葉が落ちた株から茶褐色に色付いたさやをもぎ、両手のひらでさやを挟み、手を洗う要領で手のひらをこすり合わせ、さやの割れ目から顔をのぞかす豆を取り出した。 父親が小豆生産者という女子児童は「(脱粒は)家でやったことがある。8粒入っていた」と目を輝かせていた。 同市の作付け面積は244ヘクタール。今年は開花期の9月初旬の記録的な高温少雨でさや付きが悪く、「凶作」が見込まれている。