念願の朝ドラに出演の佐野勇斗。「おむすび」で高校球児・四ツ木を好演!
また、高校球児役ということで「小学校の時にソフトボール部に入っていて、父親も野球が好きで、ドームにもよく観戦に行っていました。なので、お話しをいただいた時は正直できると思っていたんです。ところがソフトボールは下手投げなので、いざ上から投球する練習をはじめたら結構難しくて。翔也は140kmを投げるピッチャーなので、できるだけ速い球を投げるためにたくさん練習をしました。先生に教えてもらうだけでなく、他の仕事の合間にキャッチボールをしたりして、最終的に120km近くまで投げられるようになっています」といい、努力も重ねた様子。 翔也の学校の練習場が糸島にあることもあり、結と時々出くわす関係。そこから発展していく気持ちについて佐野は、「翔也にとって結は、ずっと『なんだか気になるし、気付けば考えてしまう存在』でした。結と翔也は何度も出くわしますし、その度に翔也は結のことをとても気にしているんですが、翔也はかなり初心(うぶ)なのでそれが恋だとは気付いていないんです。最終的に翔也がしっかり恋に落ちたのは、結が手をけがしながらも毎日弁当を作ってくれた時だと思います」と彼の気持ちを代弁。
そして、結の魅力を「結は“与える人間”なんです。はじめて2人が出会ったシーンも、結は泣いている子どものために帽子を拾おうと海に飛び込んでいます。人のために行動することができる。僕自身も、エンターテイナーとして誰かに感動やエネルギーを与える人間になりたいと思っているので、結のそういうところがすてきだと思います。結はそれを呪いだと言いますが、翔也は“米田家の呪い”にほれたんだと思います」と捉える。 そんな結を演じる橋本とは2度目の共演。「本人も気付いていないかもしれませんが、“環奈”から“結”に切り替わる瞬間があって。その時にこちらもスイッチを入れてもらえるというか、引っ張ってもらえる感覚があります。ヒロインだから連日撮影する量も多いのですが、セリフもしっかり準備しているし、周りに気遣いもして現場の空気を作ってくれます。本人からしたら当たり前のことなのかもしれませんが、裏でしっかり努力をしているところを尊敬しています」と、橋本へのリスペクトを口にした。