オス猫でも子猫のお世話をするの? 部屋の中でやんちゃする子猫を連れ戻す先住猫の心理|獣医師解説
新入り子猫に対して“父性”が爆発? 紹介するのは、Instagramユーザー@youkaleeさんの愛猫たちのエピソード。こちらは、新入り子猫・鹿の子(かのこ)ちゃん(撮影時、生後3カ月)を迎えたばかりの頃に撮った投稿です。 【動画】鹿の子ちゃんをリビングに運んでくる海松茶くんの様子 この日、目の届くリビングで鹿の子ちゃんを遊ばせていたという飼い主さん。寝室に繋がる廊下側のドアは風通しのために開け放していたといい、寝室の入り口にトイレットペーパーなどを積み上げてブロックしていたそうですが、運動神経のいい鹿の子ちゃんにあっという間に突破されてしまったそう。 飼い主さんは「寝室に行ってしまう鹿の子ちゃんを見つけては連れ戻す」を繰り返していたそうですが、そのうち先住猫・海松茶(みるちゃ)くん(撮影時5才10カ月)が鹿の子ちゃんを連れ戻してくれるようになったのだそうです。
まるで「母猫」のよう?
鹿の子ちゃんを大事そうにくわえてリビングにやってくる海松茶くん。その様子はまるで、やんちゃする子猫を気にかける母猫のようです。鹿の子ちゃんに対し、母性ならぬ“父性”を爆発させる海松茶くんの様子には、「こんな姿を見ると、癒されます」「イクメンしてる~~なんて可愛い~の~」「人も動物も、パパが育児に積極的なのって微笑ましいですね」などと反響が寄せられていました。
当時の出来事を飼い主さんに聞いた!
反響を呼んだ2匹のやりとりについて、飼い主さんに詳しくお話を聞きました。 飼い主さん: 「最初は、寝室に行ってしまった鹿の子を追い立てるように連れ戻していた海松茶ですが、そのうちあのようにくわえて連れ戻すようになり、偶然このときだけ撮影することに成功しました。 昨年の4月に愛猫・凛々(りり)が病気で亡くなってしまったのですが、海松茶はずっと一緒にいたパートナー猫の凛々がいなくなって寂しがっていたので、鹿の子が来たことに喜んでいる様子でした。 海松茶は生まれつき優しいコではあるものの、おとなのオスなのでなにかの拍子に強く仕返ししないかと心配していましたが、そんな心配はまったくなく、このような光景を見て飼い主も嬉しく思っております」 また、今回の投稿にたくさんの「いいね」がついたことについては、「『いいね』の数には驚きましたが、多くの方にうちの猫たちが可愛いと思っていただけたことが嬉しかったです」と話していました。