6月に首を手術、18歳長身右腕が来季デビューへ決意 憧れ阪神・藤川監督と「同じフィールドに立てるので頑張りたい」
西武のドラフト4位ルーキーの成田晴風(はるせ)投手(18)が25日、埼玉県所沢市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、現状維持の650万円でサインした。 ■父はレオのレジェンド、24歳モデル【写真】 青森・弘前工高から今年入団した成田は184センチの長身から投げ下ろす速球に威力があり、春先から2軍で頭角を現していた。しかし、6月に首に違和感を覚え、検査で「右第5頸椎(けいつい)神経根症」と診断され手術を受けて離脱。シーズン終盤に復帰したが1軍での登板はなかった。 「悪いところが治り、新たな成長につながるとリハビリに取り組んだ。手術後は体の動きが変わり、投球フォームも変わった。今後は変わった自分を探りながら新しい感覚に対応していきたい」と来季を見つめる。 阪神監督に就任した藤川球児さんが憧れの投手だった。「小学6年の時に投げている動画を見て目標の選手になった」と成田。「1軍に上がれば(交流戦で)同じフィールドに立てるので頑張りたい」と来季は新フォームで今季の遅れを取り戻すつもりでいる。 ドラフト2位で2023年に入団した古川雄大外野手(20)も2年間1軍出場はなく、現状維持の750万円で更改。今季終了後に膝を手術した2年目の野田海人捕手(19)は育成選手として再契約した。(金額は推定)
西日本新聞社