東野圭吾の小説を福山雅治×有村架純で映画化。スーパーマジシャンが事件解明に挑む「ブラック・ショーマン」
スーパーマジシャンが殺人事件の謎を華麗に解くさまを綴った東野圭吾のベストセラー小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』が、主演に福山雅治、共演に有村架純を迎え、「ブラック・ショーマン」のタイトルで映画化。2025年に公開される。 元中学校教師の神尾英一が何者かに殺され、結婚を控えていた娘の神尾真世(有村架純)は実家に戻る。町はコロナ禍以降、観光客が減り活気を失っていた。教え子たちに慕われていた父がなぜ殺されたのか、理由を知りたい真世の前に現れたのは、叔父でありかつてラスベガスでマジシャンとして名を馳せた神尾武史(福山雅治)。卓越したマジック(+手癖の悪さ)とメンタリスト級の巧みな人間観察&誘導尋問を武器に、彼は真相解明に挑む──。 監督は『コンフィデンスマンJP』『イチケイのカラス』の田中亮が務める。『ガリレオ』シリーズの東野圭吾×福山雅治が新たに贈る、“新時代のダークヒーロー”に注目だ。
〈コメント〉
■福山雅治(神尾武史 役) 東野先生が描かれたブラック・ショーマンの世界、そして原作ファンの皆様のご期待に沿いながら、さらに上回っていくような映像作品にすべく尽力いたします。 僕が演じる神尾武史は元マジシャン。 手品には口という文字が三つ内包されています。 彼は虚実綯い交ぜの言葉と行動で非日常の空間を作り上げます。 「つまらない真実よりも面白い嘘のほうがいい」そんな風に描いていければと思っています。 東野先生から託された新時代のダークヒーロー神尾武史へと準備を重ねます。 有村さんとは初共演ですが、以前、報知映画賞授賞式の舞台袖でお話しさせていただきました。 常に心を込めて向き合う誠実さと、作品に殉ずる覚悟を感じています。 どんなセッションになるのかとても楽しみです。 ■有村架純(神尾真世 役) そんなつもりじゃなかった、という些細なことから大きなことまで、生きているとあると思います。あの時ちゃんと向き合う勇気を持っていれば回避できたことも、自分の中の恐れが邪魔をしてボタンを掛け違えてしまう。自分自身を振り返りながら真世と一緒に過ごしていきたいと思います。福山さんとは授賞式で初めてお会いした際に、作品を一緒に作れたら良いですね、なんてお話ししたことを覚えています。素敵なバディを組めるよう皆さんと共に最後まで頑張ります。 ■東野圭吾(原作) 新作を書くにあたり、どんな主人公にしようかと考えていた頃、福山雅治さんから、「ダークヒーローを演じてみたいんです」と聞きました。なるほど福山さんの悪党なら是非見てみたいと思ったのが、『ブラック・ショーマン』執筆のきっかけです。主人公は人格者でも正義漢でもなく、人を騙す快感だけを求めて行動します。兄殺しの謎を追うにしても、まともな手段は取りません。福山さんの悪党ぶりが今から楽しみです。そんな主人公に振り回される有村架純さんの演技にも期待大です。名コンビ誕生を心よりお祝いいたします。 ■田中亮(監督) 東野圭吾さんによって生み出された、『謎を解くためなら手段を選ばないニューヒーロー』に福山雅治さんが命を吹き込む。そしてバディとなる姪には有村架純さん。これほど胸躍る組み合わせがあるでしょうか。原作を初めて読んだ時にページをめくる手が止まらなかったあの疾走感と高揚感を、映像でも体験していただけるようにキャスト・スタッフ一同全力を尽くします。映画「ブラック・ショーマン」が繰り広げる最高のエンターテイメントショーに是非酔いしれてください!
「ブラック・ショーマン」
原作:東野圭吾『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』(光文社文庫刊) 監督:田中亮 脚本:橋本夏 出演:福山雅治、有村架純 配給:東宝 ©2025「ブラック・ショーマン」製作委員会