マイクロソフト出資のルーブリック、米で7.52億ドル規模のIPO実施
(ブルームバーグ): 米マイクロソフトが支援するクラウドとデータセキュリティーの新興企業、米ルーブリックは24日、新規株式公開(IPO)の価格を仮条件レンジを上回る水準で決定した。IPOの規模は当初計画からやや拡大し7億5200万ドル(約1167億円)に上った。
発表資料によると、ルーブリックは当初2300万株を1株当たり28-31ドルで売却する計画だったが、1株32ドルに決定した。米証券取引委員会(SEC)への届け出によれば、同社は24日遅く、公開株数を50万株増やした。
提出書類に記載された発行済み株式数を基にIPO価格で計算すると、同社の株式時価総額は約56億ドルとなる。ストックオプションや制限付き株式も含めると、完全希薄化後の評価額は66億ドルを超える。
同社のIPOには、公開株数の約20倍の購入申し込みがあった。同社は1株34ドルでのIPOも検討しているとブルームバーグ・ニュースは以前に伝えていた。
同社は2013年創業で、16年に最初の製品をリリースした。現在は、ゴールドマン・サックス・グループやバークレイズ、シティグループ、政府や大学など6100件余りの顧客を抱える。
マイクロソフトは21年にルーブリックに出資した。ルーブリックはこの資金調達で約40億ドルと評価されたとブルームバーグ・ニュースは報じている。
ルーブリックのIPOはゴールドマン・サックスとバークレイズ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴが主導。25日にニューヨーク証券取引所に証券コード「RBRK」で上場する。
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原題:Microsoft-Backed Rubrik Exceeds IPO Goal to Raise $752 Million(抜粋)
--取材協力:Ryan Gould.
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Katie Roof, Amy Or