「15年くらいはやりたい」欧州挑戦決意の松木玖生が“長友超え宣言”。2年半プレーしたJリーグで培ったものは?
ふれあいイベントには500人以上が集まる
2024年7月19日、松木玖生がFC東京主催のファン・サポーターとのふれあいイベントに参加。サインおよび写真撮影を実施するなどして、これまでの感謝の気持ちを示した。 【PHOTO】巣立つ松木に同期の野澤がJ1初得点でエール!|J1第23節 FC東京2-0新潟 松木は7月13日の新潟戦を最後に「海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため」チームを離脱。新天地はイングランド・プレミアリーグのサウサンプトン(FC東京から完全移籍)で今季はそこからトルコ1部リーグのギョズテペにレンタルされる可能性が高いと報道されるなか、新潟戦後には「皆さんと分かち合えた時間は忘れないし、自分の心に残ります。今季キャプテンという役割を任され、ここで移籍するのは心残りですが、自分の決めた道を信じて、またFC東京に在籍した偉大な選手になれるよう頑張ります」とスピーチしていた。 7月19日のイベント後、松木が囲み取材に対応。子どもから年配の方まで560人が参加した今回のイベントを彼は次のように振り返った。 「凄いと思いました。平日の昼間に子どもたちだけじゃなく、会社もあるだろう方たちも来てくれて(笑)。いろんな方たちと会うことができて良かったです。このような交流はあまりなかったので、実際、近くでいろんな方たちと話せて嬉しかったです」 「深い思い出がある」FC東京での2年半、松木はJリーグで何を培ったのか。 「数多く試合に出場できて、キャプテンをやったり。代表活動で迷惑をかける時もありましたが、人間力とプレーの落ち着きの部分は成長できました」 ヨーロッパで実績十分の長友佑都は欧州挑戦を決意した松木について、「これからは助っ人と見られるので、そこには想像以上の厳しさが待ち受けています。最低でも10年ヨーロッパで戦ってほしいです」と言っていた。「10年ヨーロッパで戦ってほしい」とのメッセージを、松木はどう受け止めたのか。 「自分も佑都さんみたいに素晴らしいキャリアを築きたいですし、15年くらいはやりたい(笑)。それぐらいの気持ちでやらないと向こうでは通用しないはずなので、佑都さんを超えられるように頑張りたいです」 A代表も見据える松木。ヨーロッパで大きく羽ばたいてほしい。 取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)