【漫画】スーパーのレジで100円玉をくれた高齢女性 後日、姿を見かけるも様子が…「忘れない」読者号泣!【作者インタビュー】
10代の頃からずっと心に残っていたエピソード
ずっと心に残っていたエピソードを描いたマンガ「あの日の彼女」が、Instagramで多くの読者の胸を打ち、話題になっています。 【マンガ本編】スーパーのレジで100円玉をくれた高齢女性 後日、姿を見かけるが、様子が違い…? スーパーで働いていたとき、高齢の女性から買い物を手伝ってほしいと頼まれた作者。買い物が終わると、「これでジュースでも買って」と100円玉を手渡され、その優しい気持ちに作者はうれしい気持ちになりました。後日、再び彼女を店内で見かけたときに……。読者からは「素敵な話」「癒やされました」などの声があがっています。 このマンガを描いたのは、2児の母のあやさんです。Instagramでエッセイマンガなどを発表しています。あやさんに、作品についてのお話を聞きました。 ーー10代の頃のエピソードを、いまマンガにしたのはなぜですか? ずっと心のなかにあるエピソードは、第三者から見ても心に残るんじゃないか、と思っていました。ただ、いざ描いてみようとしても、面倒だなと思ってしまい、なかなか描けずにいて……。でも、とある賞に応募してみようと思いたち、ようやくこのマンガを描くことができました。 ーーお客様からお礼や差し入れをもらうことは、このとき以外にもありましたか? いえ、このスーパーでは5年働いていましたが、あまり記憶にありません。それもあり、この100円のことだけは、いまでも忘れられません。 ーーその後、彼女の姿を見かけましたか? あれ以来、見かけることはありませんでした。 ーーいま彼女のことを思い出して、改めて感じること、考えることはありますか? 年を取って認知症や病気になるのは当たり前のことで、最後に行き着くところだと思います。それでも、「できなくなる」「忘れていく」という本人の悲しさはあります。仕方のないことです。でも、周りの人が覚えていればいいんじゃないかと思うんです。 私は彼女の人生の、おそらく最後の方をお見かけしたのだと思います。ただ、私はあの日の彼女の顔をずっと覚えているし、マンガを読んだ誰かの心にもきっと届いたと思います。
マグミクス編集部