巨人 大山&甲斐W獲りへ即アタック 大山に阪神に劣らぬ条件提示で誠意伝える 「課題は明確」
巨人が国内FA権行使を表明した阪神・大山悠輔内野手(29)、ソフトバンク・甲斐拓也捕手(32)の獲得競争に参戦することが13日、分かった。FAで選手獲得となればDeNAから井納、梶谷を獲得した20年以来。交渉解禁日となる15日以降、2人に即アタックで誠意を伝える。 CSファイナルSではDeNAに敗退。層の厚い投手力でリーグ優勝を飾った一方、短期決戦では得点力不足に泣いた。阿部監督もシーズン後のオーナー報告で「課題は明確に出ました。そこを新戦力でチーム編成をしていけたらね」とし、補強の必要性を訴えていた。 今オフFA市場の目玉になるのが大山だ。昨季は4番としてリーグ優勝、日本一に貢献。右の大砲として勝負強い打撃に加え、一、三塁を守る守備力も魅力。外野の両翼を守った経験もあり、野球に対する姿勢も高く評価している。今季推定年俸2億8000万円。大幅な年俸増額、5年前後の大型契約が基本線になるが、阪神に劣らぬ条件提示で誠意を示す覚悟だ。 同時に、甲斐も今オフの補強に欠かせぬ存在になる。今季は小林、大城卓、岸田の3人を先発投手によって併用。リーグトップの防御率をリードした一方、正捕手を固定しきれなかった側面もある。すでに2人は所属球団に権利行使に向けた申請書類を提出した。狙うは虎の主砲と鷹の頭脳の大型補強。交渉解禁日となる15日を待って、堂々と獲得交渉に乗り出す。