夏の疲れたカラダに良質な「塩」を! 600種のレシピから自分好みの味を探せる 「塩の専門店」が東京ソラマチに誕生
スカイツリーのお膝元・東京ソラマチの4階に、この夏ユニークな塩の専門店「ぐるぐるしゃかしゃか」がオープン。塩をブレンドして「あなたにぴったりの塩を作る」がテーマの新店で、編集部が塩づくりを体験してきました。 【画像】青い寒天に塩をつけて味比べ。「塩をつくる体験」は約30分、料金2700円(税抜)。約100gの塩を持ち帰れる。
●塩をブレンドして、その人にぴったりの味を作る
7月11日にオープンした「ぐるぐるしゃかしゃか」は、人気の梅干し専門店「立ち喰い梅干し屋」等を手掛けるBambooCutがプロデュースした「塩」をまぜるという新しいコンセプトの専門店です。 塩の監修は、ソルトコーディネーターの青山志穂さん。塩に魅せられた青山さんは、約2000種類もの塩を所持し、全国の生産者とも深いつながりをもっています。 今回、「ぐるぐるしゃかしゃか」を立ち上げるにあたり、「最高においしい塩とは何か」を追求した結果、「それは人により異なるのでは」というところに辿り着いたそうです。 「ひとえに味覚といっても、それぞれに十人十色の好きな味、『好味(このみ)』があります。ある人がおいしいと思う塩が、別の人はあまりピンとこなかったりする。そこで、たくさんの塩をブレンドすることで、その人にぴったりの味を作る、というコンセプトを思いついたんです」と、BambooCut代表の竹内順平さん。 そして、好みに合わせたオリジナルブレンドの塩をつくることができるお店が誕生しました。それでは、早速、塩づくりに挑戦してみましょう。
●いざ、「ぐるぐるしゃかしゃか」でブレンド体験!
「あなたにぴったりの塩」をつくれるカウンターコーナーでは、まず青い寒天に5つの塩をつけて食べ比べ、好きな味の方向性をみつけていきます。 甘味、旨味、酸味、塩味、苦味に特化するようにブレンドされたそれぞれの塩は、食べる人によって大きく感じ方が分かれるもの。特に「苦味」ははっきりと好みが分かれるそう。 青山さんは、「塩は命の源。あって当たり前のでもあるので、好きも嫌いもないように思われるかもしれませんが、例えば同じ人が食べても、夏と冬、あるいは朝と夜でも、おいしいと感じる味が異なったりするんですよ」と教えてくれました。 毎日同じものを食べているはずの家族同士でも、お互いにおいしいと思う塩を食べ比べると、好みの違いがはっきり分かったりするのだとか。 身近な人と一緒に試すと、同じ人間でもここまで感じ方に差が出るものなのかと、おもしろい体験になるはず。 5つの塩を食べ比べました。どれもおいしいのですが、今回は特に気に入った「甘味」と「酸味」をベースにブレンドしてもらうことに。 この日は特に暑かったこともあり、塩がじんわりと身体に染み渡るようでした。 京都・宝泉堂の黒豆茶でお口直しをしながら、さらに好きな味を「吟味」していきます。