昨季CLベスト4のレアル戦では「台無しにした」と酷評も 半年で変わったバイエルンDFキム・ミンジェの評価
今ではコンパニ体制を支える番人に
今季よりバイエルンはヴァンサン・コンパニが指揮しているが、センターバックではダヨ・ウパメカノと韓国代表DFキム・ミンジェのコンビがファーストチョイスになっている。 バイエルンは現在7試合連続クリーンシートと守備が安定しており、先日行われたパリ・サンジェルマンとのチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第5節ではミンジェがヘディングで決勝ゴールを記録。これらの活躍から、キム・ミンジェの評価は上昇を続けている。 ただ、ここまでのキム・ミンジェの道のりは簡単ではなかった。2022-23シーズンにナポリでスクデット獲得に貢献し、その活躍から昨夏にバイエルンへ移籍したものの、昨季はチャンピオンズリーグで決定的なミスを犯してしまった。 昨季のバイエルンはチャンピオンズリーグ・ベスト4でレアル・マドリードと対戦したが、1stレグに先発したキム・ミンジェは2つの失点に絡んでしまった。1失点目のシーンではFWヴィニシウス・ジュニオールに釣られて前へ出過ぎてしまい、その裏をトニ・クロースのパスで突かれて失点。 2点目は2-1でリードしていた81分に、ペナルティエリアでFWロドリゴを倒してPKを献上。これでバイエルンは勝利を逃してしまい、独『Bild』は「キム・ミンジェがマドリー戦を台無しにした」と厳しく報じていた。 しかしあれから半年。今ではキム・ミンジェの評価は大きく変わっている。今夏にはDFマタイス・デ・リフトをマンチェスター・ユナイテッドへと手放したが、当初はデ・リフトを手放したのは間違いとの声もあった。昨季後半戦はデ・リフトの方が安定していたとの評価があったからだ。 しかし今季はウパメカノとのコンビで安定感を見せていて、スペイン『as』も半年で評価は逆転したとキム・ミンジェのパフォーマンスを称えている。移籍1年目は誰にとっても難しいものだが、バイエルン2年目を迎えたキム・ミンジェもようやく実力を発揮し始めたようだ。
構成/ザ・ワールド編集部
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