漠然とした不安には“ハグ”が効く…優しさあふれるアデリーペンギンの漫画に癒される人続出「優しい世界」「私も治った!」の声【作者インタビュー】
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、カドコミで連載中のおぞねさんが描く『都会でペェペェ!虚無かわいいアデリーペンギン』より『なんか救われちゃったアデリーペンギン』をピックアップ。 【漫画】不安から息苦しくなったペンギンを癒したのは、子の優しい抱擁だった…「完全に最近の私」「ほのぼのする」などの声 おぞねさんが2024年9月19日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、約1万件の「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、おぞねさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。 ■“ハグ”には癒しの力あり 都会で暮らすことになり完全に野生を失ったアデリーペンギンの、ちょっぴり虚無な日常を描いたシリーズの本作。 アデリーペンギンはある日、漠然とした不安から息苦しく、落ち着かない様子で困っていた。すると一緒にいた子アデリーペンギンがふいに抱き着いてくる。 アデリーペンギンは、子アデリーペンギンのあたたかなハグで不安が吹きとび、もう少しこのままで、と言うのだった。 作品を読んだ読者からは、「最近コレすぎて癒された」「だれかギュッてして…」など、反響の声が多く寄せられている。 ■作者・おぞねさん「2巻発売や、さらなるコンテンツの盛り上がりを目指して…」 ――おぞねさんのXには様々なアデリーさんの漫画が投稿されています。それぞれのエピソードはどういったところから着想を得られることが多いですか? 日々暮らしている中で思ったことや感じたことなど、実体験から漫画に描き起こすことが多いです。足の小指をぶつけて病院に行き、待合室でそのエピソードを執筆していたりなど、鮮度も抜群です。 ――今作のアデリーさんのように身体も心も不安定になりがちな時、子アデリーペンギンのような存在はどのようなものだとお考えですか? 心の支えになると思います。 言葉で励ましてくれなくても、黙って隣に寄り添ってくれたり、笑顔を見せてくれたり、ちょっとしたぬくもりはどんな薬よりも効いたりします。子アデリーうちにも来てくれないかな~ ――『都会でペェペェ!虚無かわいいアデリーペンギン』の書籍が昨年発売されましたが、そのなかで特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。 『主食は魚だけど買ってしまったフライドチキンに味を占めるシーン』がお気に入りです。 厳しい自然界で生魚丸呑みして生きていたアデリーさんにとって都会の美味しいご飯は革命的な出会いです。 この世にこんな美味しい食べ物があるんだという喜びって生きてるって感じがしますよね。 そんなアデリーさんの喜び狂う姿、アデリーさんから見てチキンがどう目に映っているのかという食べ物の描写も細かく表現できて満足した回なので選びました。 ちなみにこの回からアデリーさんは都会に生息するハトの如く雑食になりました。 ――これまでにペットのメンダコや子アデリーペンギンなどが登場していますが、今後新たなキャラクターが登場する予定があれば差し支えない程度でお教えください。 いつかアデリーさんとよく似てるカッパが出てくる予定です。お楽しみに。 ――おぞねさんのXには多くの反響やコメントが届いていますが、その中で印象に残っている者はありますか? みなさまコメントをいつもありがとうございます。楽しく読ませていただいております。 印象的なのは、多くのコメントに「~ペェ」と語尾が移っていることです。 コメントのお返事もアデリーさんが頑張って打ち込んでるので、ペェペェ合戦で大変面白く楽しいなぁと思って見ております。 ――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。 いつも応援いただきありがとうございます!そのひとつひとつの応援に救われております。引き続き、2巻発売や、さらなるコンテンツの盛り上がりを目指して頑張りますので、よろしくお願いいたします!