31歳にして“芸歴25年目”の志田未来。「芸能の仕事をしている感覚が、昔からあまりないんです」
主人公との共通点は「人見知り」と好きな事への「猪突猛進」
――主人公の「いただきみねこ」は、人見知りで対人コミュニケーションが苦手な一方、一人でいる時や妄想の中では饒舌になりがちなイラストレーターです。ご自身との共通点はありますか? 志田:人見知りなところですかね。すれ違った方に「こんにちは」と話しかけられても、ちょっとドギマギしながら答えていたりして。 私も人の目を見て喋るのがあまり得意なほうではないので、似ている部分があるのかなと思っています。あと好きなことになると、饒舌になっちゃうみたいなところも似ているかもしれません。 ――最近ではどんなことを語りがちですか? 志田:「FRUITS ZIPPER」というアイドルのことを、ずっと話しています。伝えたくなっちゃうんです。彼女たちの魅力を。 でもそれって第三者が伝えるよりも彼女たちを直接見てもらわないと伝わらないこともあるので、動画を見てもらって、説明をして、一緒に観に行く、みたいなことになっています。
自分がいわゆる芸能の仕事をしているという感覚があまりない
――「FRUITS ZIPPER」さんのことはInstagramでも推し活報告されていますね。人目を気にせず出ていかれるんですね。 志田:全然気にならないんです。いろんなところに自由に、何も意識せずに出かけています。 ――かつては意識することもあったけれど、今は気にしなくなった、ではなく、ずっと平気ですか? 志田:そうですね。一般の企業に勤めている友達が多いからでしょうか。地元の友達もそうですし、学生時代に出会ったお友達もそうですね。自分がいわゆる芸能の仕事をしているという感覚が、昔からあまりないままに生活してきています。
10代のときに先輩から指摘された「爪の長さ」
――現在31歳ですが、ドラマデビューから25年目。先輩たちを見ると、あと50年、75周年も夢ではないお仕事です。 志田:そうやって言っていただくと、「もうそんなに長くこの仕事をしているんだ。自分、頑張っているな(笑)」と思ったりもしますが、数字は意識していません。 いまが楽しくて充実しているので、続けられたらもちろん嬉しいですけど、そのときの自分が楽しいことや、心がワクワクすることをやっていければと思っています。長く続けていることに関しては、周りの方に支えられているのを感じますね。 ――俳優の先輩からのアドバイスや注意されたことで、いまも気を付けていること、エピソードがありましたら教えてください。 志田:10代のころだったと思うのですが、忙しくて、帰ったらとにかくすぐに寝たい!という時期がありました。 あるとき少し爪が伸びてしまっていたことがあって。その時にご一緒していた役者の先輩に「ちゃんと爪は切ったほうがいいよ」と言っていただきました。役者はそういうところも見られているんだ、と意識するようになりました。 どんなに忙しくても見られているし、放置しない。それに、先輩も見ていてくださったということなので、すごくありがたいことだなと思いました。