【プレビュー】堅守で勝ち点3を目指す一戦!3試合負けなしの柏と3試合勝ちなしの町田が激突! | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは10月18日から19日にかけて第34節が開催。三協フロンテア柏スタジアムでは、柏レイソルとFC町田ゼルビアが対戦する。 ●ヴィッセル神戸×FC東京|ハイライト
残留争いを強いられている16位の柏と優勝争いで正念場を迎えている3位の町田が激突する。 柏は、8月の下旬から9月上旬にかけてリーグ3連敗と苦しんでいたが、そこから2つのスコアレスドローを経て、前節は、前半序盤のMFマテウス・サヴィオのゴールを逃げ切って6試合ぶりに勝利。18位のジュビロ磐田との差を「6」に拡大し、残留に向けて一歩前進している。 何よりも復調の要因として、3試合連続無失点を継続できている守備の安定が大きい。特に前節は、犬飼智也や戸嶋祥郎と手塚康平と3人の主力クラスの選手を出場停止で欠いたものの、クリーンシートを継続した上で、勝利という結果を掴み取れたのはチームにとって大きな自信となり得るだろう。 またこの代表期間に右サイドバックの関根大輝が初選出されたことも柏側の大きなトピックだった。残念ながらA代表デビューのチャンスは巡ってこなかったが、代表活動で得られたものをどのようにクラブに還元し、そしてピッチ上のプレーで見せてくれるか。再び代表入りを勝ち取るためにも関根のアピールにも注目だ。 対する町田は、3試合勝ちなし。北海道コンサドーレ札幌とのスコアレスドローから始まり、サンフレッチェ広島との直接対決に敗れ、前節は川崎フロンターレに今季ワーストの4失点で大敗。立ち上がりにFW中島裕希がJ1では9シーズンぶりのゴールでリードしたものの、前半のうちに逆転を許すと、後半にも2失点。このタイミングでリーグ初の連敗と苦しんでいる。 現状、首位の広島とは勝ち点「6」差。逆転可能な数字ではあるが、難易度の高いミッションでもある。昇格初年度、初のJ1という舞台で今季、町田は開幕から好スタートを切って、優勝争いを演じてサプライズを起こしてきたのも間違いない。ここからさらに大きなサプライズ起こすためにもここから逆襲を見せたい。 そのためにもまずは町田の強みである堅守を取り戻したい。特にここ2試合は複数失点が続いており、前節は4失点したことを踏まえれば、黒田剛監督はもう一度守備を引き締めてくるだろう。自分たちのスタイルを徹底して戦えるところが町田の強さだ。その強さを取り戻すキッカケのゲームとしたい。 3試合負けなしの柏と3試合勝ちなしの町田と、直近の調子は対照的だが、お互いの目標を果たすためには勝ち点3が欲しいのは間違いない。その意地と意地がぶつかり合う、好ゲームになることを期待したい。