長野朝日放送

松本市の相澤病院から患者の個人情報を持ち出したとされる元職員の男の裁判で、検察は被告に懲役1年6カ月を求刑しました。 不正競争防止法違反の罪に問われているのは、松本市の男（31）です。 起訴状などによりますと、男は去年3月当時勤務していた相澤病院から営業秘密である透析患者186人分の個人情報のデータをUSBメモリに複製し、持ち出したとされます。 15日の裁判で検察は、「利益を得る目的で悪質な犯行に及び、損害を与えた」として、懲役1年6カ月と罰金50万円を求刑しました。 一方、弁護側は「深く反省している」などとして、執行猶予付きの判決を求めました。 判決は来月7日に言い渡されます。