<大河元気×星野佑典>「ぶっちぎり?!」 ヤンキー×千夜一夜物語の“ワケが分からない”魅力 マジになる瞬間は?
「BANANA FISH」などの内海紘子監督とアニメ制作会社MAPPAがタッグを組んだオリジナルテレビアニメ「ぶっちぎり?!」が、1月13日からテレビ東京ほかで放送される。「ヤンキー×千夜一夜物語」をテーマとしたアニメで、声優の大河元気さんが主人公・灯荒仁(ともしび・あらじん)、星野佑典さんが、荒仁のかつての親友・浅観音真宝(あさみね・またから)をそれぞれ演じる。荒仁は、真宝との再会をきっかけに強者たちの戦いに巻き込まれ、そんな中で巨大な“マジン”の影が現れる……という奇想天外なストーリーだが、大河さんは「そのワケの分からなさが作品の魅力」と語る。大河さん、星野さんに収録の裏側や、作品のキーワードの一つとなっている“本気(マジ)”エピソードを聞いた。 【写真特集】内海紘子監督×MAPPA 謎が多い「ぶっちぎり?!」 個性的なヤンキー 迫力カットを一挙に
◇「ぶっちぎり?!」はジェットコースター? 魅力的なキャラクター
--「ヤンキー×千夜一夜物語」がテーマで、巨大なマジンらしき存在も登場するという「ぶっちぎり?!」。シナリオを読んだ際の感想、作品の印象は?
大河さん ヤンキーものでマジンが出てきて、タイトルが「ぶっちぎり?!」となると、ワケが分からないと思うんです。皆様も「こんなストーリーなんじゃないか?」と想像すると思います。大体合っていると思います。ただ、PVなど新たな情報が出ると、より分からなくなるんじゃないかなと。放送がスタートしたら、「何の作品を見ているんだっけ?」というワケの分からなさがきっとあると思うんです。そこがこの作品の一番の魅力だと思っています。何か分からないけど、面白くて、1話があっという間に駆け抜けていく。ジェットコースターのように、乗っているのはそんなに長い時間ではないのに、なぜか印象には残る。そんな作品だと思っています。
星野さん 最初に、千夜一夜物語にヤンキーが関わってくるとなると、どうなるんだろう?と思いました。その二つの要素をどう調和させていくのだろうと。実際シナリオを読んでみると、個性豊かなキャラがすごく多くて、そのキャラたちが世界の中で生きて、動き回っていくので、キャラクターごとに楽しめる。全体的に、シナリオもそうですけど、僕はキャラクターにすごく魅力を感じていて、そこを見てほしいなと思いました。