「定年後は働かずゆっくり過ごす」と友人に言ったら驚かれました。定年退職後も働く人は多いのでしょうか?
定年退職後も働く人の割合は上昇傾向にある!
65~69歳の就業率は52.0%で、10年前と比較すると13.3ポイント増えていることが分かりました。定年退職後も、半数以上は何らかの仕事をしていることが伺えます。高齢者の就業率が上昇傾向にある現状をみると、「定年後は働かずゆっくり過ごす」と言って友人に驚かれたとしても、不思議ではないでしょう。 定年退職後も仕事を続ける理由に、生活費が足りなくなることが考えられます。65歳以上の高齢者世帯では、毎月の生活費に3万円以上の不足分が生じる可能性があることが分かっていて、十分な貯蓄がない限り何らかの方法で収入を得なければなりません。 収入以外でも、健康ややりがいを求めて仕事を続ける方がいます。平均寿命が延びている日本では、定年退職後も続く老後生活をどう過ごすか、経済的なことも踏まえてよく考えておく必要があるでしょう。 出典 内閣府 令和6年版高齢社会白書(概要版) 第1章 高齢化の状況(第1節及び第2節) 【第1節】高齢化の状況及び【第2節】高齢期の暮らしの動向 65歳以上の就業者数及び就業率は上昇傾向 総務省統計局 家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要 II 総世帯及び単身世帯の家計収支 <参考4>65歳以上の無職世帯の家計収支(二人以上の世帯・単身世帯)(18ページ) 株式会社パーソル総合研究所 働く10,000人の成長実態調査2023 シニア就業者の意識・行動の変化と活躍促進のヒント 厚生労働省 令和5年簡易生命表の概況 1 主な年齢の平均余命(2ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部