【星野源さん】騒動を完全否定...SNS投稿の法的責任は?弁護士解説「ポイントは同定可能性」拡散した人たちは?「単純リポストとコメント付きリポスト...危険性が高いのは単純リポストの方」
さらに妻の新垣結衣さんも電話で生出演しました。 (新垣結衣さん)「今回のことは本当に驚いて、なんでこんなことが起きているのか、私たちが一番わからないっていうか」「噂されていること、騒がれていることに、事実はひとつもありません」「今回心配してくださった皆さん、本当にありがとうございます。今後も2人でね、協力して粛々と穏やかに過ごしていきたいなと思っています」 (星野源さん)「僕らは大丈夫ですので」
河西邦剛弁護士が解説 投稿の法的責任は?
Qここから河西邦剛弁護士に聞いていきます。投稿の数時間後に事務所コメントが出されましたが、これは事務所は確信が持てる段階でこのような発表をしたのでしょうか? ---事務所の方は確信は持っているんですよね。今回6時間くらいで出したこの早さについてどう見るかですけれども、今回の投稿というのは、1行2行で、いわゆる男性歌手が不倫をしたという内容になっています。なので星野さんに聞くときも「不倫があるの?」「ありません」これで聞き取りが終わるわけですね。他方で例えば週刊誌とかの報道になってくると、それは何ページにもわたって、いろんな関係者が出てきて、いろんな登場人物がいろんな証言をする。それに比べると今回の事実確認というのは本当に簡単に不倫はありませんで終わるので、そういう意味では事実確認は簡単だったのかなと思いますね。
Qこの投稿をしたインフルエンサーが法的責任に問われることは? ---当然あり得るわけですね。もし内容が真実でないとするならば、これは不倫をしたという社会的評価を下げることになりますので、いわゆる名誉毀損に該当するという話になってきます。そこで今回ポイントになってくるのは「男性歌手が不倫をした」となっているんですね。果たしてこの男性歌手が星野源さんとわかるのかどうなのかという、この『同定可能性』というところが問題になってくるんですね。今回インフルエンサーの方が「男性歌手が不倫をした」と言っている。この男性歌手が星野源さんだとはインフルエンサーは言っていないんですよ。そうなったときに、ここで同定可能性があるかどうかというところは、法的に問題なってきます。ここをどう考えるかというところですよね。実際に見てみると、6時間後には事務所が、星野源ではありませんというふうに、同定可能性があることを前提とした発表をしている。またSNS上においても、ほとんどが星野源さんだというふうになっていて、いわゆる一般の閲覧者の方も星野源さん以外について候補者がいないわけですね。そうなってくると今回は男性歌手というふうにぼかしてはいるものの、星野源さんだという同定可能性は十分に認める可能性があるかなと思うんですね。それが不倫をしたというふうに言っているので、これが真実でないとするならば、これは名誉毀損に該当してきて、刑事民事の責任を追及される可能性があるというところですね。