結婚45年の勝野洋・キャシー中島夫妻に学ぶ「理想のパートナーシップのあり方」。アニバーサリーウェディングのすすめ
1年目:紙婚式 2年目:綿婚式 3年目:革婚式 4年目:花婚式 5年目:木婚式 6年目:鉄婚式 7年目:銅婚式 8年目:青銅婚式 9年目:陶器婚式 10年目:錫(すず)婚式 11年目:鋼鉄婚式 12年目:絹婚式 13年目:レース婚式 14年目:象牙婚式 15年目:水晶婚式 20年目:磁器婚式 25年目:銀婚式 30年目:真珠婚式 35年目:珊瑚婚式 40年目:ルビー婚式 45年目:サファイア婚式 50年目:金婚式 55年目:エメラルド婚式 60年目:ダイヤモンド婚式 そして、日本で結婚組数が減少していることや夫婦や家族の絆が弱まっていることを憂い、桂由美さんがおすすめしてきたのは、結婚記念日に挙式をすることだった。そのひとつが今回の勝野洋・キャシー中島夫妻45年目の「サファイア婚」だったのだ。
桂由美さんと勝野ファミリーは親交が深く、1979年の勝野洋・キャシー中島夫妻の結婚式でも、娘の雅奈恵夫妻の結婚式でも、衣装はすべて桂由美さんがデザイン。 今回のアニバーサリーウエディングの衣装も、すべてYumi Katsura(ユミカツラ)のものだ。 「サファイア婚」にちなんで、テーマカラーはサファイアブルー。 式には、次女でフラダンサーの勝野雅奈恵リカルド夫妻と孫の八瑠子さん、長男で手芸家の勝野洋輔さんも参列したが、皆さんのコーディネートが本当に素敵だった。
もう一度キュンとなる、素敵なセレモニーを!
式では桂由美さんが司式者を務め、夫婦がお互いへスピーチを贈り、サファイアのペンダントとピンバッジのプレゼント交換…。 そして長男の勝野洋輔さんのリードで二人が披露したダンスは、とても74歳と72歳には見えない軽快なステップ。手でハート形を作る場面は観客も参加して、会場中がハートウォーミングな空気に包まれた。 キャシー中島さんと向かい合った勝野さんは「もう45年! あのとき決意したことがこんな素晴らしい結果になるとは。いろんなつらいことも楽しいこともたくさんありました。どんなことも受け入れてくれて…」と言いながら感極まって思わず涙。 「参ったな。本当にありがとう」とつぶやけば、キャシー中島さんはその涙に驚き「あなたは泣かない人よね?」とニコニコ。 「45年間、浮気しないでくれてありがとう」と笑わせつつも「一度もこの人がいなくなればいいとか、別れちゃおうと思わなかった。自由に仕事をさせてくれてありがとう。すばらしい家族を作ってくれてありがとう。ありがとうと伝えたいことがたくさんあります」と感謝の言葉を伝えていた。 桂由美さんはアニバーサリーウエディングについて「プレゼントを交換するだけでも、食事でお祝いするだけでもかまいません。ドレスアップしてフォトウェディングのようなものでもいいと思います。 もしできれば、お二人のように結婚記念日の節目にセレモニーをしてほしい。パートナーとの絆を改めて確認する機会になると思いますよ」とコメントしてくださった。 取材・原文/蓮見則子